目次
白を基調としたナチュラルバスケットアレンジ

最初の写真は、ホワイトガーデンをイメージして作った
アーティフィシャルフラワーのバスケットアレンジです。
暑さの厳しい季節に、少しでも目に涼を感じられるようにと、白い花を中心にまとめました。
使用したのは、カラー、スプレーバラ、ダリア、スカビオサなどの白い花たち。
どの花も清楚で、凛とした美しさを持っています。
グリーンはナチュラルなバスケットにふんわりと広がるように作りました。
アクセントには、透け感のあるオーガンジーの白いリボンを添えて。
暑い夏の日差しの中でも軽やかに見えるよう、
“風が通るようなデザイン”を意識して仕上げています。
グリーンとピンクのガーデンスタイルアレンジメント

こちらは、会場装花にも使えるオールラウンドのスタンド花です。
ピンクのガーベラやバラを中心に、ラベンダー色のデルフィニウム、白いトルコキキョウなどを合わせています。
夏にふさわしい、少し華やかで柔らかな色合わせです。
グリーンをたっぷりと使い、自然の中で風に揺れているような動きを表現しました。
アイビーやミント、リキュウソウなどのツルものを長く流し、
花々が軽やかに広がるようにアレンジしていきます。
“庭から摘んできた花をそのまま飾るように”を意識して、
ひとつひとつの花の表情を大切に配置していきました。
この作品では、ピンクのグラデーションがとてもきれいに映え、
見ているだけで気持ちが明るくなるような印象に仕上がりました。
暑さの残る季節に、涼しさとやさしい彩りを感じるフラワーアレンジメントです。
トライアンギュラーアレンジメント ― 優美な三角形の構成美

トライアンギュラーと呼ばれるスタイルで、二等辺三角形を意識してデザインしたアレンジメントです。
二等辺三角形を少しふっくらとしたラインに仕上げてます。
中心から左右に向かって花材がバランスよく広がり、安定感と華やかさを兼ね備えています。
オレンジのバラを主役に、淡いピンクのバラやブルースター、ガーベラなどを合わせて、やさしいグラデーションを作りました。
グリーンをたっぷりと使うことで、ナチュラルで動きのある表情をプラスしています。
高さをしっかりと出しながらも、全体のシルエットが美しい三角形になるように意識すると、空間に調和しながら存在感のある作品に仕上がります。
アンティーク調のチェストの上に飾ると、クラシックな雰囲気の中に爽やかな季節感が生まれす。
玄関のディスプレイにもぴったりのフラワーアレンジメントです。
ホットカラーで彩る幸せのかたち~プリザーブドフラワーで!

どの角度から見ても美しく見えるよう、花の高さや色の配置を丁寧に整えて仕上げています。
メインにはオレンジとアプリコットカラーのバラをふんだんに使い、見ているだけで心が明るくなるような“ホットカラー”の世界を表現しました。
周りにはグリーンやイエローのアジサイを合わせ、やさしく調和のとれた色合いに。
まるで陽だまりのようなあたたかさが漂うアレンジです。
アンティーク調の花器が、全体に上品なアクセントを添えています。
リビングや玄関など、どんな空間にもなじみながら、日常に少し華やぎをプラスしてくれるデザインです。
また、プリザーブドフラワーならではの長く楽しめる魅力もあり、ギフトにもおすすめです。
長い間自宅に飾られていたプリザーブドフラワーが退色してきたので、その器を使ってのリメイク作品です。
アーティフィシャルフラワーで仕立てたスタンディングブーケ ~ 淡いラベンダーカラーに包まれて

アーティフィシャルフラワーで作ったスタンディングブーケです。
スタンディングブーケとは、お花を束ねたように見えますが、束ねずにフローラルフォームに挿してます。
まるで花束がそっと立っているような軽やかな印象を与えてくれます。
やわらかなラベンダーとホワイトを基調に、アネモネやラナンキュラス、クレマチスなどを組み合わせました。
優しいグラデーションの紫が、春の光のように穏やかで上品な空気をまとっています。
リボンもふんわりと結び、全体に透明感と動きを添えました。
サロンを経営されてる生徒さんで、ご自分のサロンのテーマカラーがラベンダー色だそうです。
アーティフィシャルフラワーの白いバスケットアレンジ ― 初夏の風を感じて

アーティフィシャルフラワーで作った白いバスケットアレンジです。
清らかなホワイトと、爽やかなブルーの花を組み合わせ、まるで初夏のイングリッシュガーデンをそのまま閉じ込めたような透明感のあるデザインに仕上げました。
使用している花は、ダリアやラナンキュラス、デルフィニウムなど。
それぞれの花が柔らかく調和し、優しいグラデーションを描いています。
白いバスケットが花々の色を引き立て、軽やかでナチュラルな印象を演出しています。
アーティフィシャルフラワーならではの繊細な質感と美しい色合いは、お部屋を明るく彩りながら、長く楽しめるのが魅力です。
玄関やリビング、ちょっとしたギフトにもぴったりのアレンジメント。
最後に
夏のフラワーアレンジメントレッスンは、見た目にも心にも「涼」をもたらしてくれる大切な時間と考えてます。
白を基調にした7月のバスケットアレンジは、穏やかな光をまとったような優しさがあり、
8月のガーデンスタイルアレンジは、自然の生命力とやわらかな色合いが調和した美しさがありました。
花を通して季節を感じ、同じ空間で花に向き合う時間を持つことは、
日々の暮らしを少し豊かにしてくれます。
暑さの中でも、花と向き合うひとときが心を静かに整えてくれる。
そんな時間を、これからも生徒の皆さんと大切に重ねていきたいと思います。
兵庫県川西市アトリエイングローズの秋のレッスンでは、色づく季節を感じる花材を使いながら、
さらに深みのあるアレンジメントを楽しむ予定です。
季節が移り変わるたびに、花の表情も少しずつ変わっていきます。
ぜひこれからも、一緒にその瞬間を感じていきましょう。
大変暑い中、お越しいただいた生徒の皆さん、ありがとうございました。
