冬の庭を見て「花が少なくて寂しい」と思ったことはありませんか?
日陰でもほったらかしでも、2月になると毎年咲いてくれる
冬の庭の救世主のようなお花があります。
それがクリスマスローズです。
ローズと言ってもバラではありません。
クレマチスやラナンキュラス、アネモネと同じキンポウゲ科の仲間で多年草で寒さに強く丈夫なので、我が家の庭でも毎年花を咲かせてくれます。
しかも、フラワーアレンジメントにも、ドライフラワーとしても使えるんです。
今回は、そんな便利なクリスマスローズをご紹介してみたいと思います。
目次
クリスマスローズは白から大人な雰囲気のニュアンスカラーなど豊かな色合いが魅力
少し前までは白い花が主流でしたが、育てやすさから人気が高まり、どんどん品種改良され、今ではたくさんの品種が出回るようになりました。
紫や、くすんだピンク、グリーン系、アンティークな色合いが増えています。また、花の形も一重の花びらだけでなく、八重咲タイプも。
清楚なものや、華やかなものなどの品種が選べるようになり、フラワーアレンジメントでも人気があります。
でも、まだまだ切り花として扱われている量が少なく、お花屋さんで見かける機会が少ないのが残念なところです。また、出会ったとしても、高価な場合が多いんですね。
そんなクリスマスローズですが、私は庭で育てて、自宅で気軽に飾っています。
実は、とっても育てやすい花なんです。
ガーデニング初心者でも安心!クリスマスローズ育て方の3ステップ
クリスマスローズは、お花の少ない寒い時期の庭に、華やかな彩りを与えてくれる貴重なお花です。
でも、寒い冬に外に出て世話するなんて辛い〜!育てるのが難しそう!
と思われるかもしれませんが、寒さや日陰に強く、庭に植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれて、ガーデニング初心者さんも失敗しにくい花なんです。
なので、簡単に育て方をご紹介していきますね。
ステップ1:クリスマスローズの苗を買ってきましょう!
園芸店で、タネじゃなくて、苗が販売されています。地植えでも鉢植えでも育てられます。
ステップ2:年に2回〜3回、肥料をあげましょう!
地植えの場合は10~11月の生育ははじまる頃に緩効性の肥料を与え、花が終わる4月ごろにもお礼肥として緩効性の肥料をあたえます。
鉢植えの場合は上記の緩効性の肥料プラス10~4月ころは液肥もあたえます。
ステップ3:枯れた葉っぱを取り除きましょう!
そして、11~12月ころには枯れた葉や傷んでいる葉は根本から切り取り除きます。たったこれだけで、1~3月ごろにはかわいい花が咲きます。
フラワーアレンジメントでクリスマスローズを長持ちさせるコツ
庭で咲かせたクリスマスローズは、切り花として飾っても、とっても長持ちします。
ただし、庭から切ってそのまま水につけるだけだと、クタッとしてしまうことがあります。
長持ちのコツは「湯あげ」をすることです。
このちょっとしたコツを一度覚えると、驚くほど長持ちします。
とっても簡単なので、やり方をご紹介します。
1 庭から切ってくるときに、できるだけ茎を長めに切ります。
2 茎についた葉っぱを取ります。
3 花の部分だけ新聞紙でくるっと巻きます
4 40度のお湯(お風呂くらい)に花の下までつけてお湯が冷めるまで待ちます。
5 冷たい水につけて「湯あげ」完了です。
クリスマスローズの茎は弱いので、決して熱湯にはつけないでくださいね。
ドライフラワーにもできるクリスマスローズ
クリスマスローズのドライフラワーは花を下に向けて吊るすだけで、初心者でも簡単につくることができます。
からっとした晴天が続く日に数日吊るすのがポイントです。
冬場は乾燥した日が多いので、挑戦しやすいですね。
使う道具は、洗濯物干しハンガー1つあればOKです。
庭に咲いている花を切り取って、あるいはアレンジメントを楽しんだ後の花をクリップのついた洗濯物干しハンガーに1本ずつ逆さまに吊るして、風通しの良い所につるしておきます。
クリスマスローズの花は頭が垂れるように下を向いて咲きますが、ドライフラワーにするとまっすぐになります。
乾燥したら束ねて麻ひもなどで縛ればナチュラルなスワッグの出来上がりです。
ぜひ試してみてください。
クリスマスローズをアレンジメント使うコツ
クリスマスローズは花が下向きに咲くのが特徴です。
そこで、オススメなのが、私たちの目の高さより上に飾るアレンジメントに使う方法です。
まっすぐ咲く花を下向きに飾るのって、意外と難しいのですが、クリスマスローズなら、上から垂れ下がるようなアレンジメントが作りやすいですよ。
まとめ
クリスマスローズは地植えでも鉢植えでもそだてられます。
そして、寒さや日陰にも強く初心者でも比較的簡単に育てられる花です。
お花の少ない寒い時期に咲くので、ぜひ育ててフラワーアレンジメントに使ってみてください。
切り花として使う場合は、湯上げをしてくださいね。
めちゃくちゃ長持ちするようになって、きっと驚いてもらえます。
お花を楽しんだあとは、ドライフラワーにして最後まで楽しんでくださいね。
そしてこれは覚えておくと役立ちます。
クリスマスローズの花びらのように見えるのは実はガク片で、本来の花びらは退化して小さな筒状の蜜腺という形になり雄しべ束の外側に並んでいます。お友達にも教えてあげてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
あなたのお花ライフのお役に立てば幸いです。